確実なのは、必ずコンドームを使うこと
一番確実なのはセックスしないことです。でも、これは人間としてまず不可能でしょう(わたしにはできません)。
その次に確実なのは必ずコンドームを使うことです。
日本ではいまだにコンドームは避妊用具と思われていますが、避妊のためにはコンドームよりピルの方が確実です。
コンドームは避妊のためでなく感染を防ぐために使うものと意識を変えてほしいです。
性感染症は「本番」だけでなくオーラルセックスでもうつります。
なので、オーラルセックスの段階で装着する方が確実です。
コンドームを使わなくても安全と言えるのは、相手が絶対に病気を持っていないと確信できる場合、つまり二人で一緒に検査を受けて、二人とも陰性だった場合です。
それ以外の場合でコンドームを使わずにセックスしたら、それは無防備なセックスであり、病気をうつされる可能性があります。
粘膜感染の方が血液感染より確率が高い
もちろん、可能性はあくまで可能性であって、1回のセックスで必ず感染するわけではありません。
確率の問題です。
ではどれくらいの確率?
・・・・それは病気(病原体)の種類によってかなり幅があります。
想像できると思いますが、粘膜感染の方が血液感染より確率が高いです。
大ざっぱな数字を示せば;
粘膜感染(10~50%)≫血液感染(0.1~2%)
ただし、血液感染する病気は、1回あたりの感染の確率は低いけど、いったん感染したら治療困難なものが多いです。
その代表は何と言ってもHIV感染症(いわゆるエイズ)ですが、B型肝炎も馬鹿にできません。
もう一つの注意:0.1%という数字を見て油断しないでください。
この数字は、1000人が無防備なセックスをすればそのうち1人が感染するということです。
ひょっとしたら自分がその1人になるかもしれないのです。
さらに一言。
この0.1~2%という確率は膣や咽頭の粘膜が健康で傷がない場合の数字です。
淋病やクラミジアにかかって粘膜が荒れていると、この数字が5~20倍くらい高まります。
「ありふれた性病」の早期発見が、HIV感染を防ぐ
最後に、HIV感染(一番怖い性感染症)の予防に限った話をします。すぐ上に書いているように、クラミジアや淋菌感染で膣や咽頭の粘膜が荒れていると、HIVをうつされる確率が5~20倍くらい高まります。
クラミジア、淋菌はHIV感染そしてエイズ発症への道を開くわけです。
逆に言えば、無防備なセックスを避けることができない立場にある人は、定期的に検査を受け、クラミジアや淋病といった「ありふれた性病」を早期発見、早期治療することで、HIV感染の確率を低くすることができるのです。







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