「生理不順」という言葉は、ふだん気軽に使われますが、たいていは、
1)ふだんは順調だけど何かの理由で今月だけ周期が乱れた場合
2)いつも周期が一定しない場合
という2つの意味に使われます。
一度だけなら
(1)の場合は、何かの病気が原因でなく、ストレスが原因であることがほとんどです。
生理は女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)が規則的に分泌されることで起こるのですが、女性ホルモンの分泌はとてもデリケートで、いろんなことに影響されます。
生活環境の変化や心のトラブルなどは特に女性ホルモンの分泌を変化させ、その結果、生理が遅れたり、人によっては早まったりします。
何度も繰り返す時は
(2)の場合もストレスが原因であることもあります。
ストレスをいつも抱え込んでいると、毎回のように生理が乱れてしまうわけです。
ただ毎回のように生理が乱れる場合は、ストレスだけでなく、何か病気が背景にあることもあります。
子宮や卵巣の病気のこともありますが、若い女性では痩せ過ぎ、過激なダイエットが原因のことも多いです。
また逆に肥満も生理不順の原因になることがあります。
皮下脂肪は単に脂肪を蓄えているだけでなく、ホルモンとりわけ女性ホルモンの分泌に深く係わっていることがこの10年くらいの間に分ってきました。
痩せ過ぎて皮下脂肪が少なくなると女性ホルモンの分泌も低下して生理不順になります。
また、急に太ったりしても、ホルモンバランスが乱れて生理不順になります。
特別なストレスも思い当たらず、急に痩せ過ぎ/太り過ぎでもないのに、いつも生理が乱れるようであれば、念のため婦人科を受診して女性ホルモンの検査(血液検査で分ります)と子宮、卵巣の検査(主にエコーで調べます)を受けてください。
対処法
ただし、いろいろ調べても原因がはっきりしないケースも珍しくありません。
女性の体、ホルモン、生理については、まだまだ分っていないことがたくさんあります。
そうは言っても、生理不順で次の生理がいつ来るか読めないと、仕事や旅行などの計画を立てにくいでしょう。
そういう場合はピルを使うことで、規則的に生理を来させることができます。
また、漢方薬の中には生理不順の治療に効くものもいくつかあります。
婦人科で相談なさるといいですよ。







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